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努力の末路
暗い、ものすごく。

都会のわりには賃金が安いがかわりに古びて今にも倒れそうなアパートの廊下、パーカーにスカート姿で私は座り込んでいた、空になった虫かごを見つめて。その横には盛られた腐葉土がある。虫かごの中に敷いてあったものだ。どう処理したものかとため息をつく。
夏休みは一週間前に終わってしまった。しかし残暑は厳しく残っており、夜でもじっとしているとつぅと汗が流れていく。
いつまでこうしていようか、いい加減足が痺れてきた。空には星が瞬きはじめ、夏休みが始まった当初はまだ明るかった時間帯であったのだが最早夜の帳に飲み込まれてしまう時間となった。
空の虫かごを見つめていても中に何かが忽然現れるはずもなく、虚しい気分のまま立ち上がると、よっこいせと重い扉を開いて玄関にあがった。

パチリと電気をつければ部屋中に広がるは虫かごだ、はてはタンスまで腐葉土がしかれているという涙ぐましい努力が垣間見れる様である。しかし今ではカブトムシはおらず残骸と成り果てた。部屋のそこらじゅうから漂うなんとも云えぬ土の香りにげんなりしながら腹ごしらえに冷蔵庫にあったチーズを食う。かじると土の味がした。鼻が匂いになれるまで我慢しよう。
机の上にある虫かごではカサカサと引っ掻く音がしている。
「やあ、とうとうお前らだけだよ三号、二四号、三七号」
酪農家は、家畜に名前を付けず、番号でヨぶのだそうだ。そうすれば、殺して肉として売る彼らに必要以上の感情移入をすることがないから。父がそんなことを言い、カブトムシたちに番号をつけて世話し始めたのはもう1ヶ月前だ。夏休みに売れたカブトムシがそこそこならば、売れ残ったのもそこそこである。そして売れ残ったやつらは短い生を全うし、今ではこの虫かごの三匹だけとなった。
「三号、お前は長生きだな。メスじゃなかったら売れたのに」
こん、と指先でプラスチックの壁を叩くと壁際にいた三七号がカサカサと逃げた。三号はゼリーに跨ったまま、ただ触覚をひとふりするだけで、二四号は腐葉土に体を半分埋めて動かなかった。
「二四号ー」
掴むと、ぽろりと彼の頭が落ちた。

「次は人間に生まれておいで」
窓から二四号を投げ捨てた。
大きな空を上りますように。虫にだって天国くらいあるだろう。
「もう夏は終わりだもんね」
そう遠くないうちに三号も三七号も死ぬだろう。なら彼らも、窓から投げよう。大きな空を一度として見たことがないのは哀れだから。

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そういう星のもと
今にも崩れそうなボロアパートに住んでいる友人の惟世は送ってくるメールの文頭に必ず『扉が動かない』だの『壁が崩れた』だのと毎回どこが壊れたと報告してくるものだから、自分はそのつど壊れたという場所の修理をするための材料を買っていくはめになる。
自分でもメールの文面を確認する度ふざけんなっと万年敷き布団に携帯を思いっきり投げつけて(床だと携帯に傷がつくから)、誰が行くかと息巻くのだが何故か材料を買ってアイツのアパート前にいる。
「やっほー」
そして自分が着くとタイミング良く窓から身を乗り出してこちらに手をあげる惟世に、自分も手をあげ返すのだ。
閉まりきらない窓から自分が向かってくるのがよく見えるらしい(引き払えやこんなあばら家)。
「毎回いい加減にしろよ」
「といいつつ毎回来てくれる明日都大好きよん」
ふざける惟世に舌打ちで返し何か臭いことに気づく。それに、惟世が普段より汚い。
「…どこだ取れたタイルは?」
示された浴室のタイルは豪快にはがれていた。床には、はがれた二十枚ほどのタイルが何故か丁寧に敷き詰められており、それは床の半分まで達していた。
あと(床の)半分分タイルがとれたら完全になった、と笑いながらのたまう惟世の頭を殴って作業に取りかかる。1、2枚は自然にはがれたにしても他は絶対にこいつがはがしたに違いないのだ。痛いと惟世から非難の視線を受けても謝る気になどなるものか。
「惟世、何日風呂入ってない?」
「一週間」
ドカッ
どおりで臭いわけだ。
「もっと早く言え馬鹿」
「だって明日都、研修で一週間忙しいって言ってたじゃねーか」
「ああ」
「だから呼び出すの悪いと遠慮した」
「遠慮すんなら自分で直せ!」
「直そうとしたさ」
「逆にはがしてどうする」
「なぜバレた!?」
ため息。会話すんのやめよう。
手間やら気苦労がかかって仕方がない奴なのに親友なぞやっているのだろう。捨て置けないとは思うもののここまでしている自分は異常だ。
作業を黙視していた惟世が、ちょうどタイルはり作業を邪魔する所に立つ。
「手伝「結構だ」
ずーんと沈んだ惟世は珈琲入れてくると行って浴室から出て行く。とぼとぼと哀愁漂う背に愛しさ(親が抱くような)を感じる。自分の面倒見な性格が惟世と付き合える、いや惟世がこの性格に付き合ってくれるものだから親友になれたのだろう。
早くタイルを直して、惟世を風呂にいれてやろう。じゃないと珈琲の良い匂いが台無しになる。
ちょこっと
「ね、手繋いでよ」
寝ぼけた目で見上げていた私の彼氏はめんどくさいと言ってそっぽを向いた。ベンチのど真ん中でえらそうに座っている彼氏。明後日を向く彼氏の首を掴んで私は無理矢理こちらを向かせた。
「じゃぁ、キス」
彼氏は思いっきり嫌そうな顔をして、私を見上げてきた。傷つく。嫌かそんなに!
「頭打ったの?打ったんだな」
「んー」
「無理です」
「オイ」
思いっきりドスのきいた声が出た。そんな女らしくない態度を普段は彼に見せないようにしているのに、どうして今日は調子が悪いんだろう。
「猫かぶり娘。ちぃたぁ口の悪さ直せ」
頬を左右につままれた。むむむ反論しようとしたのにっ。あ、でも触れ合ってる。
「ひふひへふれふは」
「何言ってるかわからん。ワンモア」
ああ、離れちゃった。
「バカヤロー。キスしてくれたら口悪いの直すって言おうとした」
うわぁ、と言って彼は呆れた。
「素だろうがその口悪さ。キスぐらいで直るのなら俺は何度でもするね」
「ではそのうちの一つを今」
「……」
口では負けねーぞコラ!
準備は万端だ、後は君が近づいてくれるだけなのに。
何を思ったのか、彼の顔が急速に真っ赤になっていく。うわぁーこっちも呆れるー。「女々しい野郎だぜ」
「うるさい、女々しい言うな。俺は女々しくないぞ恥ずかしいんだぞ」
うわぁあ男らしくねぇええ。と小さく叫びながら、顔を両手で覆おうとするもんだから拉致があかない。がっちり彼の両手首を掴んで、彼の横に座った。
「あたしには今この体制で見つめあってることが恥ずかしいっつの。早く早く」
「こころの準備っ」
「馬鹿」
もう無理矢理してやろうと、顔を近づけた。彼は背けはしないものの、よっぽど恥ずかしいのか彼は互いの顔が近くなればなるほど真っ赤にさせている。仕舞いには熟れたトマトみたいになってしまうんじゃないか。
笑いをこらえる。いけないいけない。
触れ合うまであと少しなのだから。


※※※※※※※※※※※※※※※

ああ、まだ普通の恋愛考えられる頭は残ってた…(泣
よかった←
てかこれどういう…?
途中から逆転した。


つかこれ作りながら寝てた。
今日は竜とオーシャンズ行くのに、宿題が…←

ちょ、持っていかせて…カラオケボックスでやらせて←←

二年前の発掘…!
二年前の下書き…

拙いぞ いや 今も拙いわ
2007年の10月にかいたもの

二年前から頭ん中変わってませんわ


昔をありありと思い出すのは老化が進行してるんでしょうね多分

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プロフィール

雲月 架鉈

Author:雲月 架鉈
好きなこと:読書とゲームとごろごろ

嫌いなモノ:のってくれない人 めんどくさいこと 香水

  性格  :自他共に認めるかわいそうな頭の持ち主 隠れヲタク

好き!
Kingdom Hearts FF7 FF8 FF10 DFF CCFF etc.


よかったら話しかけてね♪←

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